ツクモのBTO PC TSUKUMO eX.computerがノートPCに気合を入れて製品を投入してきました。今日は7月中旬に発売が始まったばかりの最新モデル eX.computer note N156J-710A/S の製品詳細レビューをします。
これから製品の良さがわかれば評判が高まりそうなこの機種、84,980円という低価格ながらゲームもバッチリなとてもハイスペックな仕様になっています。
先に簡単にeX.computer note N156J-710A/Sの主なスペックを書いておきます。
・15.6型フルHD ノングレア液晶ディスプレイ
・インテル Core i7-3610QM プロセッサー
・NVIDIA GeForce GT650M / インテル HD グラフィックス 4000
・PC3-10600 DDR3 SODIMM 8GB (4GBx2)
・500GB (シリアルATAII対応)
・Windows7 Home Premium
eX.COMPUTER N156Jのレビュー、最初は全体からです。 外でも照明や外光の映り込みが少ないレングレア(非光沢)液晶を採用、LEDバックライト搭載の高輝度液晶だから屋外でもとっても見やすいです。
もちろん、窓際や蛍光灯の下などでも大丈夫な反射低減処理が施されています。
15.6型のノートPCというとHD解像度(1366x768ドット)が多い中、15.6型フルHD(1920x1080 ドット)の高解像度の液晶を搭載しています。HD画質のPC内蔵WEBカメラは上中央に付いています。調光は16段階で明るさを設定できます。
テンキー付日本語JIS標準配列キーボード (キーピッチ約19mm / キーストローク約2mm)、シームレスなタッチパッド搭載です。
手前左側には各種ステータスを表示するLEDが配置されていて、そのすぐ近くの側面にはマルチカードリーダーがあります。 カタログによると対応メディアはMMC, SD/SDHC/SDXC, MS/MS Pro/MS Pro HGとなっており、幅広く対応しています。
サブウーファー付きステレオスピーカ内蔵でゲームのサウンドやネット動画、音楽をバッチリ楽しめます。ノートPCからこんなに音って出せるんだと感動します。
eX.computer note N156J-710A/Sに搭載のタッチパッドは大きめでしかも周囲との段差のないタイプ、クリックボタンもほぼフラットでやわらかめのストロークでストレスなく使えました。
天板にはeX.computerのロゴ、表面は写真でお分かりのように光沢があります。
右側面のインターフェースは、オーディオ(ヘッドフォン、マイク)、USB 2.0ポート 2つ、光学ドライブ、ACアダプタ接続となっています。光学ドライブは書込対応ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)へのカスタマイズも可能です。
正面右側にはLED表示のインジケーターとメモリカードリーダーがあります。製品にはブランクのSDと書かれたダミーカードが刺さっていました。
左側面には排気口、インターフェースにはギガビットLANポート、ミニD-Sub15ピン、HDMI、USB 3.0 2つと充実しています。
背面にはインターフェースはなく、バッテリーがあるのみです。カタログスペックになりますが標準バッテリー使用時は最大4.0時間ということです。標準電圧のモバイルプロセッサー搭載、これだけのスペックでけっこう持つほうですね。
底面のカバーを外して、使用パーツについてもレビューしていきます。
CPUとGPUはヒートパイプでつながっていて、空冷ファンによって冷却される構造になっています。まだ短い使用時間ですが特にうるさいと感じることはなかったのでこのファンは静か目だと思います。
上部中央には、ワイヤレスLANモジュールがあります。IEEE 802.11 b/g/n、Bluetooth V4.0搭載なのでしっかりとトレンドは押さえてあります。
左手前側(設置時右手前側)にストレージのスロット(2.5型 HDD/SSD)、右手前側にSO-DIMMメモリスロットがあります。
メモリは4GBの2枚搭載です。コストパフォーマンスを考えたらベストな選択です。インテル HM76 Expressチップセットを搭載しているので、将来8GB 2枚にして16GBにするのも可能でしょう。
ちなみに今載せると16GB(8GB×2枚)DDR3-1333 (PC3-10600) DDR3 SO-DIMM【+10,500円】です。
ネジ2本で簡単にアクセスできる2.5インチストレージスロット、500GB HDD搭載ですが、SSDにカスタマイズしたくなります。
eX.COMPUTERでは、現在500GB 5400rpm (WD製/WD5000BPVT)、750GB 高速7200rpm (WD製/WD7500BPKT)【+3,675円】、1TB 5400rpm (WD製/WD10JPVT)【+5,775円】が選択可能です。
500GB 5400rpm (WD製/WD5000BPVT)です。標準搭載のパーツというだけあって可もなく不可もなく、早いとも感じませんがHDDとして遅いわけでもないと思います。この後、CrystalDiskMarkのベンチマーク結果も貼っておきます。
eX.COMPUTER N156J の箱に貼ってあった構成のシールです。使用パーツについてはBTOですので、添付品の中にアセンブルパーツリストもきちんとありました。
カスタマイズや出荷時期で変更があるかもしれませんが、デバイスマネージャーの表示スクリーンショットを貼っておきます。
ファンクションキー(Fn)を押すと表示されるスクリーン表示(OSD)が秀逸です。国内大手メーカー以外では日本語表示が不十分なことが大半ですが、きちんとアイコンと日本語で表示されています。
F1 スリープ、F2 ワイヤレス、F3 Bluetooth、F4 スマート電源、F5 明るさを下げる、F6明るさを上げる、F7 LCDオン/オフ、 F8 ディスプレー出力、F9 タッチパッド オン/オフ、 F10 消音/ミュート、F11 ボリュームを下げる、F12 ボリュームを上げる と12個のファンクションキーに機能が割り当てられていて、表示の日本語もとても親切でした。
ご高齢の方にも分かりやすいと思います。
NVIDIA GeForce GT650M ディスクリート・グラフィクス搭載しており、インテル HD グラフィックス 4000内蔵グラフィックスと比較して最大4.5倍のハイパフォーマンスが出ます。3Dゲームもバッチリです。
NVIDIA Optimus テクノロジ(通常使用と高付加時でグラフィックス機能を切り替える機能)が搭載されているので、メールや文書作成のような時にはGPUへの電源供給を止めて節電します。パフォーマンスと消費電力の推移がわかりやすい電源管理ユーティリティーがプリインストールされているので節電の効果も設定もわかりやすいです。
リアルタイムの消費電力の表示が数字とグラフで刻々と表示されます。
ファンクション(Fn)キーを2度押すと、1.屋外用コントラスト、2.仮想デスクトップ、3.バックアップ、4.ウィンドウを切り替えるを呼び出せます。
屋外用コントラストを選択したときのデスクトップです。
標準のデスクトップです。ブログに掲載するにあたって画像の解像度は下げましたがPC上ではフルHDです。
Windows7のエクスペリエンスインデックスの評価結果です。
一番低いサブスコアはHDDの5.9です。
プロセッサ 7.6
メモリ(RAM) 7.6
グラフィックス 6.8
ゲーム用グラフィックス 6.8
プライマリハードディスク 5.9
という結果が出ました。
CrystalDiskMark 3.0.1 x64のベンチマーク結果です。
まとめです。お値段以上の価値のある高スペックPC、使いやすさへのこだわりが盛り込まれたeX.COMPUTER note N156JシリーズはフルHD液晶、グラフィック重視、性能重視の方にお薦めのノートPCです。
以上、eX.computer note N156J-710A/S のレビューでした。製品情報へのリンクも貼っておきます。下記からどうぞ。
eX.computer note N156J-710A/S
主なスペック
インテル Core i7-3610QM プロセッサー
PC3-10600 DDR3 SODIMM 8GB
15.6型フルHD ノングレア液晶ディスプレイ 1,920x1,080ドット
NVIDIA GeForce GT650M / インテルR HD グラフィックス 4000
500GB HDD
DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) 380 x 262 x 35.5~36.6 (折り畳み時)、重量(標準バッテリー使用時) 約 2.8 kg です。
詳細スペックはこちら→「eX.computer note N156J-710A/S
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