幼いとき面倒を見てもらった記憶、散歩の記憶、夏休みの記憶、日々の日常の記憶・・・ 思い起こしています。 とても世話好きで「しないでいいよ」ということも先回りして始めている人でした。
悔いを残さないようにと、私は頼まれたことを全力でやってきました。頻繁に電話をしてお話し、時には顔を見せに会いにいきました。買い物でも掃除でも、何かをしてほしいということはできる限り希望通りにしてきたつもりです。
先月末に会ったときには検診の結果を見せながら、病院にいく前には気をつけているから血圧を下げられるとか、手術は歳だからできないとか、順番待ちが混んでいて大変だ、待っている時間が勿体無いとかそういった話を聞いてきたばかりでした。
つい先日、電話したときにも年内は来られるかという問いがあり、また電話すると話をしたばかりでした。前回会いに行ったときに仏壇を掃除していて、写真が呼んでいる様な漠然とした不安を感じたのであちらの世界に呼ばれないように帰り際にそっと閉めてきたのでした。そして、近いうちに会いにいけるように簡単な用事をわざと残しておいてきました。
その願掛けはかないませんでした。あまりにも突然のことで驚いています。
体の痛みに耐えて自分のことは自分でする、他の人の役に立てるように何かをしたがる、他人の手はなるべくかけない独立心の強い人でした。思い通りに生きれた人生でしたか？ きっと最後も自分の希望通りだったのではないかと思います。
安らかに御休みください。
＃故人の「生きている人優先」の遺訓を胸に日常はなるべくそのまま行動させてもらいます。ブログは更新頻度は減るかもしれませんが特に休止する予定はありません。
今年もなんでこんなに辛いことが続くのか・・・