繰り返しの作業量が多くて面倒だと感じる、あるいは先が見えずどうしてよいかゴールも分からない困難が立ちはだかった時、モチベーションを高めればその壁を突破できるということについて書いておこうと思います。この2つが絡み合った仕事は対処に気をつけなければいけません。
面倒の壁への対処
繰り返しの作業部分の軽減を実行するための方法を考えます。手伝ってもらうのでも、自動化するのでもその作業の性質に合ったものであればかまいません。実際には手伝ってもらうわけにいかない状況や自動化しようと考える余裕もない時が困難にあたった壁の状態です。そうしたときに、作業を1回のルーチン単位に区切り、回数をカウントして、全体からの進捗を把握することで立ち位置(マイルストーン)が分かり、モチベーションの維持につながります。ある程度進んだ時にチェックすれば半分まで終わったとか、残りはあと少しだということが分かってモチベーションも高まり完遂できるようになります。
困難の壁への対処
知識、経験、技術、実行力が不足しているから困難な事態に遭遇します。知識の不足は情報収集や学習によって補うしかありません。経験の不足は「まずはやってみる」という積極性を出していかないと場数が踏めません。技術は知識と経験で習得し、高めていくことが可能です。一度通った道はたいてい迷いません。自転車乗りのように一度できるようになったことというのはしばらくしてもできるものです。そして、知識、経験、技術があってもよくわからない困難に遭遇してしまうことがあります。足りていると思った知識、経験、技術が実は足りないこともあります。できていたことができなくなる場合は単に気力や体力が衰えてきていることもあります。気力の部分はモチベーションを高めれば壁を突破できるはずです。
達成感を得られて面倒を感じさせないような仕組みづくり、困難の壁にあたらないようにするための教育を考えることがリーダーには求められます。
配転で業務が変わるとか、新プロジェクトへ参加するとかそういう時に壁で停滞しないように配慮しないとモチベーションが低下し、将来の成長の芽がそがれてしまいます。
モチベーションを高めれば面倒や困難の壁を突破できる! でした。